最近、ケンタとコーヘイが毎晩オレの部屋にいる。
オレは音楽聴いたり、書類とか作ってたり、ギター弾いたりしてて
アイツ等は勝手になんか持ってきて二人で遊んだり、
別々に本読んでたり・・・なんかそんな風。
どうやらオレがいない時も、
自分達の部屋じゃなくオレの部屋にいるらしい。
ケンタに「なんでここに来るんだ?」って聞いたら
「なんかここって“男の集まり場所”って感じなんだよね」
と、言った。
「いっちょまえな事言って!」とか思ったけど、
何か根っこの部分でオレの「血」みたいなモノが
確実に受け継がれてる気がする。
クロベエの事もオレの部屋でしか聞かないしね。
あいつが逝ってしまってから、改めて「生きていく事」や
「自分に出来る事」を考えるようになった。
オレは音楽家なので作品を残す事が出来る。
それはそれで素晴らしい環境だし、
きっとこれからもそうするだろう。
でもそれだけじゃなくて、オレには夢がある。
長くなるんで多くは語らないが、
これから音楽を目指す連中の「ひとつの見本」に
なれるような、そういう環境を作りたいなあって事。
その答えがジャムコロであり、そしてこの一年の
アブラーズとみんなの関係なんだろうな。
「こういうやり方もあるんだぞ」って事ね。
そして、もしケンタやコーヘイが音楽の道を選ぶ事になった時に、
選択肢のひとつになってくれれば、と。
もちろん何を選ぶかはあいつらの自由だけどね。
そう思うと、なんだか夢持てるじゃん。
この想いがずーっと繋がっていくといいなあ。
そのためには頑張らないとな!
まだまだやる事たくさんあるよ。